寛益寺で12年に一度の秘仏本尊御開帳が行われます。
Hibari-syaの川向、茅葺き屋根の山門のある寛益寺様で12年に一度のご開帳行事が、5月8日(日)に執り行われます。
12年前のご開帳風景
3日開催され延べ3500人あまりの参拝客が小さな集落に訪れました。
可愛らしい稚児行列が集落をねり歩き結縁にむかいます。
12年前は、Hibari-syaのリノベーションのタイミングと寛益寺の50年ぶりの本堂再建が重なったのをご縁にし、ご開帳行事に合わせ文化財保存に関する記念講演会や、集落内から古い写真を収集してデジタルアーカイブスの作成と「逆谷の古い写真展」の開催、1ヶ月間にわたたり自宅を開放した展覧会「旧家の薬壺」、古民家再生シンポジウムなどを企画し、特別開帳に合わせ雰囲気を盛り上げる協力をしてきました。
今回のご開帳は、コロナ禍ということもあり残念ながら1日だけの開催ですが、法要はもちろん稚児行列や日吉神社宮司による講話、仏教青年会による太鼓演奏などが企画され、山門内の仁王様の股くぐりなども受付ます。キッチンカーの出店や本堂地下では逆谷の古い写真展の再展示もするなど賑やかな1日となりそうです。
12年に一度寅年にしか開帳されない秘仏本尊薬師如来(平安期)と結縁する貴重な機会です。疫病が蔓延するたびに信仰を集めたお薬師様のご開帳、ぜひ多くの方にご参拝ご拝観頂ければと思います。
開帳行事の大まかな行程は以下です。
午前9時 華やかな装束に着替えた稚児行列が集落センターを出発し稚児加持に向かいます。
午前10時 開帳法要開始
午前11時 日吉神社 星野宮司講話
午前11時20分 仏教青年会による太鼓演奏
午前11時40分 参詣者順次堂内にて参拝
午後15時 護摩供養法 祈祷札加持
午後17時 閉帳読経
詳しくは寛益寺(カンニャクジ)で検索もしくは 寛益寺Webサイト 寛益寺Facebook をご覧ください。
なお、本来であればHibari-syaでも展示企画を立て広く自宅を解放する予定でしたが、寛益寺本堂地下で開催する「逆谷の古い写真展」の運営協力と感染症蔓延防止の観点から今回は主だった企画は開催しておりません。天候や混雑具合も見ながら、時間を限ってお休み所として一部を提供する場合もありまが、ご理解いただけますようお願いいたします。